フリーランスWeb制作/エンジニアは本当にオワコンなのか【業界未経験でも安定】

  • 「ライバルが多く案件がなかなか獲得できない」
  • 「単発は取れるが継続せず収入が安定しない」
  • 「スクールや独学で頑張ってきたけれど、本当にこの道で食べていけるのか」

近年、SNSやスクールの普及により、Web制作やエンジニアを目指す人は急増しました。
その一方で、案件の取り合いは激しくなり、単価は下がり、安定収入を得られずにやめてしまうフリーランスも少なくありません。

私も2023年に業界完全未経験・独学からフリーランスWEBコーダー/エンジニアになり、最初の1年は何度も挫折しかけました。ですが、2024年11月からは安定し、2025年の月平均収入は40万円を超えるまで成長できました。

この記事では、「フリーランスWeb制作/エンジニアはオワコン」と言われる理由と、その背景、そして未経験からでも安定収入を実現する方法を解説します。

結論から言えば、未経験者こそ準委任契約を活用して収入を安定させることを強くおすすめします。

この記事を読めば、その全体像と具体的な進め方がわかります。

業界未経験で収入が安定しない方はぜひ最後まで読んでください。

本記事は、フリーランスでWEB制作を仕事にしており収入が不安定な方を対象にしています。

目次

オワコンと言われる3つの理由

副業ブームやAIの発達によってWeb制作者は急増しました。

しかし主に下記3つが原因で安定収入を得られずにやめてしまうフリーランスも少なくありません。

  • ノーコード・ローコードの普及と価格競争
  • AIの発達
  • フリーランスの増加による価格競争の激化

具体的に1つずつオワコンといわれる理由を解説します。

ノーコード、ローコードの普及

近年、STUDIOやペライチ、既存のWordPressテーマなど、ノーコード・ローコードツールの普及が急速に進んでいます。 これらのツールは、コーディング知識がほとんどなくてもサイトを作れるため、Web制作の差別化が難しくなり、価格競争が激化しています。

その結果、「とりあえずホームページがほしい」という個人事業主や中小企業は、自作や低価格な外注で簡単にサイトを用意するケースが増えました。 また、こういったツールを使ってマーケティング支援を提供する会社も増えており、私のもとにもノーコード・ローコード案件の相談が来ることがありますが、単価はコーディング案件に比べると低く、継続案件になりにくいのが実情です。

ラクスルでもWEBサイトを5万円で作成するサービスが開始されました。

WEBサイトのコモディティ化は進んでいるのは間違いないです。

AIの発達と作業効率化

近年、CursorやGitHub Copilotなど、AIを搭載したコーディング支援ツールが急速に普及しています。 これらを活用することで、従来よりも短時間で高品質なコードを書けるようになり、開発スピードは格段に向上しました。

さらに、AIにコーディングをほぼ任せることも可能になりつつあり、「人間のエンジニアの仕事が減るのではないか」という声も上がっています。 こうした変化から、一部ではWeb制作やコーディングはオワコン化していると言われるようになっています。

フリーランスの増加による価格競争の激化

コロナ禍の副業ブームをきっかけに、フリーランスとして活動する人は急増しました。 その結果、クラウドソーシングの案件には50件以上の提案が集まることも珍しくなく、価格競争が常態化しています。

実際、やりたい案件であっても生活のために単価を下げざるを得ず、疲弊していくフリーランスを多く目にしてきました。 こうした状況では、「安くても受ける」悪循環に陥りやすく、長期的なキャリア形成が難しくなります。

そのため、最初に夢見ていた生活とのギャップからオワコンといわている感じがします。

フリーランス向けのエージェントサービスを利用して安定収入を得る

フリーランスとして活動するなら、まず安定的に稼ぐ仕組みを持つことが重要です。

なぜなら、サラリーマンと比べると収入が不安定になりやすいからです。

もちろん、工夫次第ではサラリーマンより少ない労働時間で、より高い利益を得られるのがフリーランスの魅力です。

しかし、未経験の状態で請負の下請け案件や単発の直案件ばかりをこなしていては、収入は安定しません。

実際、「Web制作はオワコン」と言われる背景の多くは、この請負契約ありきの働き方にあります。

また、直案件はディレクション・デザイン・コーディングと幅広いスキルが求められるため、未経験者にとってはハードルが高く、長期的に稼ぎ続けるのは難しいのが現実です。

そこでおすすめなのが、エージェントを通じた準委任契約です。

準委任契約であれば、自分の得意なコーディングスキルに集中できる現場を確保しやすく、案件の継続性も高くなります。

さらにエージェントを利用すれば、書類の添削や面接練習などのサポートも受けられるため、未経験からでも現場に入りやすくなります。

これにより、スキルアップと安定収入を同時に実現できる環境を整えやすくなります。

フリーランスにおすすめのエージェントサービス
  • エンジニアルート
    「エンジニアルート」は、ITに特化したフリーランスのエンジニア/デザイナー専門の案件紹介サイトです。 他エージェントとは違い、カウンセラーとユーザー(企業)側の担当を分けず、一気通貫で担当しています。就業平均期間が27.73ヶ月と圧倒的な安定度がおすすめです。

※エージェントは無料で利用できるのでとりあえずたくさん話を聞いて自分の市場価値を確認し次に繋げる使い方がおすすめです。

ノーコードやローコードはほとんどやらない

準委任でコーダーやエンジニアを募集する会社の多くは、複雑なデザインや独自仕様をWebサイトに反映させ、その差別化によって価値を提供しています。 そのため、ノーコードやローコードを使った案件はほとんどありません。

実際、私もこれまで準委任で契約してきた会社で、ノーコードやローコードを使ってサイト制作を行ったことは一度もありません。

つまり、スクールや独学で学んだHTML / CSS / JavaScript / WordPressなどのスキルを、そのまま現場で活かすことができます。

現場でもAIは使うがあくまで補助的

「今はAIだけでWebサイトを作れるから、コーディングはオワコンだ」という投稿を目にすることがあります。 しかし、実際の現場ではそんなことはありません。

たとえばモーダルやアコーディオンなどのモジュールを、まずAIでざっくり生成し、その後デザインに合わせて人間が手動で修正する──この流れが主流です。 AIにすべて任せたコードは、人間が読みづらく保守性に欠けることも多く、現状ではそのまま使えるケースは限られています。

さらに、複雑なデザインや独自仕様をAIのみで再現するのは難しく、最終的には人の判断や調整が不可欠です。 私自身、現場で働く中で「AIはあくまで補助的なツール」という認識は今後もしばらく変わらないと感じています。

一度参画すれば収入は安定する

準委任契約の大きなメリットは、成果物ではなく時間に対して報酬が支払われる点です。

そのため、仕様変更や追加要望があっても、毎月振り込み日が決まっているので収入が安定します。

また、多くの準委任案件は3カ月ごとの契約更新が一般的で、契約期間中は固定の報酬が得られます。

このため、数カ月先の収入をあらかじめ把握でき、生活設計を立てやすくなります。

一度現場に参画できれば、契約更新が繰り返されるケースも多く、長期的な安定収入につながります。

今後も活躍できるWeb制作者

Web制作の環境は、ノーコードやAIの普及、フリーランス人口の増加など、大きく変化しています。

またWEBの業界は元々7年ごとに大きく変わるとも言われています。 しかし、この流れの中でも安定して活躍し続ける制作者には共通点があります。

  • 得意分野を明確にし、それを深く磨いている
  • 現場で求められるコミュニケーション力や調整力を持っている
  • AIや新しいツールを恐れず、柔軟に活用できる
  • 長期的な契約や継続案件を獲得する戦略を持っている

特に未経験からスタートする場合は、まずは1件、知り合いなどからWebサイトを作らせてもらい、その次に準委任契約で現場経験を積み、安定収入を得ながらスキルを伸ばすことが近道です。 市場の変化に合わせて学び続ける姿勢さえあれば、「Web制作はオワコン」という声に惑わされる必要はありません。

【おまけ】コミュニケーションだけはどこの業界でも必要

「コミュニケーション不要でノマドワーカーになれる」という広告を見かけることがありますが、これは現実とはズレています。

請負案件であっても、クライアントやチームと密にやり取りしなければ、業務はスムーズに進みません。

特に直案件では、高いコミュニケーション能力が求められます。

準委任契約でもそれは同じです。

むしろ、長く契約を続けてもらうためには、信頼関係を築くことが最重要です。

私が実際に準委任契約先で意識していることは、次のようなものです。

  • 毎月の飲み会に参加して社内の人との距離を縮める
  • 会社で開催される勉強会に参加してスキルと人脈を広げる

こうした小さな積み重ねが、結果的に仕事のやりやすさや契約更新率の高さにつながります。

【まとめ】フリーランスWeb制作/エンジニアはオワコンじゃない

ノーコードやAIの発達、フリーランス人口の増加によって、Web制作は価格競争が激化し「オワコン」と言われることもあります。 しかし、それは請負契約や単発案件に依存している場合の話です。

準委任契約を活用すれば、

  • 得意なスキルに集中できる
  • 契約更新で収入が安定する

現場での実務経験を積みながらスキルアップできる という環境を手に入れることが可能です。

未経験からでも、エージェントのサポートを受けながら準委任契約で現場に入れば、安定収入と成長の両立が十分に目指せます。

「Web制作はオワコン」という言葉に振り回されず、変化する市場で自分の立ち位置を見極め、着実にスキルと経験を積み重ねていきましょう。

次にやるべきこと

この記事を読んで「準委任契約を試してみたい」と思ったら、まずは行動してみましょう。

  • フリーランス向けエージェントに登録して案件情報を集める
  • ポートフォリオを整備して準備を整える
フリーランスにおすすめのエージェントサービス
  • エンジニアルート
    「エンジニアルート」は、ITに特化したフリーランスのエンジニア/デザイナー専門の案件紹介サイトです。 他エージェントとは違い、カウンセラーとユーザー(企業)側の担当を分けず、一気通貫で担当しています。就業平均期間が27.73ヶ月と圧倒的な安定度がおすすめです。

※エージェントは無料で利用できるのでとりあえずたくさん話を聞いて自分の市場価値を確認し次に繋げる使い方がおすすめです。

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以上、ここまで読んでいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

うどんのアバター うどん 完全未経験独学フリーランスWEBエンジニア

大手医療機器メーカー(4年)→2023年よりWEBコーダーのフリーランスとして独立。
完全未経験でも月収は40万円以上を維持しています。

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